2013年11月25日月曜日

秋のシーズン終了

私の草野球、息子のリトルリーグ、ともに先週の日曜日が最終日でした。
偶然、どちらもリーグ戦をトップで通過、プレイオフのトーナメント決勝で敗れるという結果。
毎週末に行われるお互いの試合が楽しみでしたが、これからしばらくはお休みです。

アメリカも地域によって様々でしょうが、ここ南カリフォルニアでは温暖な気候のおかげで、やろうと思えばほぼ一年中野球が出来ます。それでもリーグ編成の都合か、はたまた飽きがこないための配慮かわかりませんが、大人も子供も同じようなシーズン制になっています。

春から夏にかけてが本シーズン、秋は補助的なシーズンという扱いです。

下は息子が所属するリトルリーグの年間スケジュールです。
大人の草野球も大体同じ流れです。

1月にトライアウトを行って、所属チームが決まります。
2月に練習が始まります。と言っても週2回、2時間程度です。
3月にレギュラーリーグ戦が始まり、それが5月末まで続きます。シーズン中は週2回の試合、週1回2時間の練習といった感じです。
6月はプレイオフ。これは上位チームのみがトーナメント形式で行いますので、負けた時点でシーズンが終わりです。最長で6月末まで続きます。

7~8月はリーグのオールスターに選ばれた子達はリーグ代表選手として地域大会、州大会、はてはワールドシリーズまで続きますが、大多数の子達には関係ありません。基本的には夏休み中は野球もお休みです。

9月になってから、学校が始まると同時に秋のシリーズも始まります。これは上に述べましたように補助的なシーズンという扱いで、参加する選手の数も春の半分以下です。秋~冬はサッカーやフットボールなど別のスポーツをやるって子も多いです。私の息子も2年前まではサッカーをやっていました。

9~11月が秋のシーズン。週末の試合と平日1回2時間の練習だけでした。

野球少年と言っても、このように一年中野球をやるわけでも、毎日練習をするわけでもないので、日本に比べてレベルはけっして高くありません。と言うより、はっきり言ってヘタクソです。大体が試合の方が練習より多いわけですから。基本を叩き込む!といった日本の練習とは大違いです。その代わり燃え尽き症候群みたいなものもありません。

さて次は来年1月のトライアウト。子供はまあどんなにヘタクソでも所属チームが決まらないということはなくって、必ず何処かのチームに割り振りされるのですが、大人のリーグはそうではありません。チームの数が決まっていて、しかも1チーム20人までというルールがあるので、どこにも入れないということもありえます。息子にバカにされないよう、頑張らなくては。メジャー選手がマイナー降格になるのもきついでしょうが、草野球で最低レベルのリーグにも入れないってのはまたきつそうです。


2013年11月9日土曜日

No crying in baseball

ずっとコーチの手伝いという形で息子のリトルリーグに関わってきました。
子供達は生意気だけどやんちゃで元気いっぱい。
だけどその割には、ちょっとしたことで泣きすぎる。 
デッドボールを食らった、スライディングで肘をすりむいた、ボールだと思って見逃したらストライクとコールされて三振になった、エラーをして野次られた、、、、 
いちいちそんなことで泣いてどうする。 
そのたびに試合は中断されて、コーチや監督だけじゃなく、その子の親までグラウンドに出てきて慰めている。 子供が泣くから怒鳴るなってコーチに抗議する親までいる。 そしてそのコーチは次の試合にベンチ入り停止処分を受けたりする。 
過保護にも程がある。 というわけで、私の好きな映画の好きなシーン。

 


 http://www.youtube.com/watch?v=Xx8cCDthsuk

2013年11月1日金曜日

教育か娯楽か



この写真はリトルリーグでも草野球でもなく、あるメジャー球場の試合後のダグアウトの様子です。紙コップやらペットボトルが散乱して汚いですよね。見づらいですが、床にはヒマワリの種(なぜか野球選手はこれが好きです)もたくさん散らばっています。

全く困ったことだと思うのですが、リトルリーグでもこんな感じです。
そこら中につばを吐く、ゴミは床に捨てる、バットやグローブを投げつけたり、蹴とばしたり、エトセトラ、エトセトラです。
こちらの子供達は学校でも掃除をしませんし、道具を大切に扱うことも教わっていません。
かえって大人の草野球の方が片付けようと言う意思が見えます。自分でお金を払っているせいでしょうか。

日本の少年野球では試合や練習の前後にはフィールドに向かって礼をするし、道具は大切に扱うこと、大きな声で挨拶をすることなどを最初に習うって聞きました。
礼に始まり礼に終わる。良いことだと思います。
それに比べて、こちらのリトルリーグの子達はしつけの出来ていない猿同然です。

少年野球を教育とみなすか娯楽とみなすかの違いかもしれませんが、
こんな宣誓をさせるぐらいなら、フィールドや道具への感謝も教えたらって思うんですが。

2013年10月31日木曜日

リトルリーグ宣誓



I trust in God 
I love my country 
And will respect its laws 
I will play fair 
And strive to win 
But win or lose 
I will always do my best


神様を信じます。
わたしたちの国を愛して法律を守ります。
フェアープレイをして、勝つために頑張ります。
勝っても負けても、いつでも全力を尽くします。
(作成者訳)


リトルリーグでは毎試合前にこれを全員で整列して宣誓することになっています。
(はしょることも多い)

神様やら愛国心やらを強調するのはいかにもアメリカっぽいですね。


投球数制限


WBCでお馴染み、甲子園では議論の対象になる投球数制限。
下はリトルリーグ共通の投球数ルールです。

一試合ごとに許される投球数
年齢
一試合の最大投球数
7~8
50
9~10
75
11~12
85
13~16
95

 投球数ごとに義務付けられる休息日
投球数
休息日数
1-20
0
21-35
1
36-50
2
51-65
3
66+
4

このルールはかなり厳格に守られます。
根底にあるのが、ボールを全力投球するのは子供の肘や肩に負担がかかり、投げ過ぎは故障の原因になる、という考えだと思います。
試合だけではなく練習でも投球練習は何球まで、と監督から細かい指示が出ることも珍しくありません。
その割にはコーチ手伝いの私がバッティングピッチャーとして200~300球ぐらい投げても誰も何も言いません。

それはさておき、この投球数ルールはどの選手に何球まで投げさせるか、という駆け引きを生みます。
リーグ戦やトーナメントは週2、3回試合があることが多いです。
エースが好投しているけど、あと何球投げると次の試合に投げれなくなる、そんなケースで頭を悩ますのが監督です。相手のチームもそれを計算に入れたりします。次の試合相手の監督が投球数をカウントして、登板ピッチャーを予想したりします。

このようなわけで、リトルリーグでは1人だけ抜群のピッチャーがいても、上位に進めるとは限りません。それより、そこそこ投げれるピッチャーが3,4人いるチームが有利です。

個人的には、選手の健康を守り、ゲームの公平性を高める、2つの利点がある投球数ルールは子供のためにはとても良いことだと思います。

WBCは別問題ですね。あれは派遣選手に故障してほしくないメジャーチームの事情でしょうから。プロなんだからぶっつぶれても投げろよって、これも個人的には思います。

2013年10月30日水曜日

リトルリーグのチーム分け

レベルの名称やルール、対象年齢などは地域ごとによって多少異なりますが、リトルリーグは大体こんな感じでチームを分けてゲームを行います。

息子が所属しているIrvine Ranch Little Leagueの例です。

T-Ball (4~6歳):ティーに乗せたボールを打ちます。アウトカウントはとらず、チーム全員が順番に打って、打者一巡したら攻守交替です。一応守備のポジションをとらせ、1イニングごとにローテーションしていきます。






Rookie (6~7歳):大人のコーチがピッチャーをやります。三振はなしで、打てるまで続けます。さすがに10回ぐらい空振りしたら、ティーに切り換えます。やはりアウトカウントはとらず、チーム全員が順番に打って、打者一巡したら攻守交替です。

下の動画、投げているのが私、打って(振って?)いるのが息子です。親子対決(笑)



A (7~8歳):子供がピッチャーをやりますが、ボール4になると大人のコーチに交代し、フォアボールはありません。一応3アウトでチェンジ、得点も数えます。1イニングで5点入るとチェンジになります。


AA(8~10歳):リードと盗塁は禁止です。やはり1イニングで5点入るとチェンジになります。勝敗をきちんと判定し、リーグでの順位を決めるのもこのレベルからです。


AAA(9~11歳):リードは禁止ですが、キャッチャーが捕球できないときは盗塁もありになります。



Major(11~12歳):ここからリードや盗塁が許され、通常の野球とほぼ同じルールになります。ただし、フィールドの大きさは大人の3分の2。塁間やバッテリー間の長さも同様です。イニングは6回までです。


年齢が上がるにつれて人数が減っていきます。
息子のリーグですと、最初のT-Ball (4~6歳)は20チームぐらいありますが、Major(11~12歳)になると4チームになってしまいます。

どのレベルでも1チームの人数は12人以内で、必ず全員が試合に出ることがルールになっています。その為、選手の交代は頻繁で、一旦ベンチに下がった選手がまた試合に出ることも許されています。ポジションもあまり固定せず、1回の守備ごとにポジションを替えて、なるべく多くの経験を積めるようにします。とは言え、年齢があがるにつれて、だんだんピッチャーやキャッチャーを出来るのはチームに数人ぐらいにはなっていきます。